赤ちゃんの服や下着を買う時に
“ホルマリン検査済”というシールを見たことありませんか?
これは、ホルムアルデヒドの移染を防いでいるということです。
じゃあそもそもホルムアルデヒドって何なのか?
それってどんな影響があるの?対策法まで調べてみました。
ホルムアルデヒドってなに?
- ホルムアルデヒドは刺激臭のある無色の気体で、
有機溶媒として使われるメタノールを空気酸化する - 毒物および劇物取締法により医薬用外劇物に指定されている有害な物質
- ホルムアルデヒドの水溶液が標本などに使われるホルマリン
なぜそんな危険なもの、服に使っちゃうのよーー
と言いたくなるところですが。。
ホルムアルデヒドは安価なので、建築資材の接着剤や、塗料、防腐剤として、
また衣類の場合は縮みを防いだり、張りを出すために、主に天然繊維の加工にも普通に使われてるのだそうです。
たまに赤ちゃんの下着からホルムアルデヒドが検出されてニュースになったりしてますよね。
建物や家具にも使われることがあるということなのでしっかり管理しないと防ぐのは難しいのかもしれません。
ホルムアルデヒドの影響について
- 高濃度のホルムアルデヒドを含む衣類などに触ると、発疹やアレルギーを起こす可能性がある
- 長い期間ホルムアルデヒドを吸い続けていると、結膜炎や咽頭炎皮膚炎などをくり返す可能性もある
ずいぶん前に問題となった「シックハウス症候群」は、このホルムアルデヒドが原因。
その後、2003年からはホルムアルデヒドを使った塗料や接着剤、防腐剤の使用は法律によって規制されているそうです。
ちなみに、赤ちゃんの被服については家庭用品規制法によるホルムアルデヒド基準値があります
乳幼児用(生後24ヶ月以内)繊維製品 (おむつ、おむつカバー、よだれかけ、下着、寝衣、洋服、帽子、寝具など) | 16μg/g以下 |
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子供用・大人用繊維製品 | 75μg/g以下 |
ホルムアルデヒドによる影響を防ぐためのポイント!
①きちんと梱包されたものを選びましょう
ホルムアルデヒドは衣類に吸着されやすい性質があります。
袋から出ていると、他のホルムアルデヒドを含むものから「移染」してしまいます。
きちんと梱包されて、ホルマリン検察済みのシールが貼ってあると安心ですね。
②買った服はすべて洗ってから使用する
ホルムアルデヒドは水に溶けやすい性質があります。
一度洗濯をすれば、ほぼ取り除くことができます。
大人だって自分へのホルムアルデヒドの影響を考えても洗ってから使ったほうが◎
③赤ちゃんの服は管理する時も気を付ける
ホルムアルデヒドは家具からも「移染」します。
新しいタンスに保管する時は、衣類をビニール袋に入れてから仕舞うなどの工夫で移染を防ぐことができます。
まとめ
知るとなんだか身近にあってちょっと危険性もありそうだしなんだか怖い。と思ってしまうかもしれないですが
- 買った服は一度洗ってから使う。
- 赤ちゃんのものは大人のものとは別に管理する
など、日々の暮らしの中でできる対応をすれば安心ですね◎
