妊娠がわかったら次は出産場所選びですよね。
どこで出産するかは女性にとって実はとても大切なこと。
みんなどうやって選んでいるのでしょう。
高齢出産、持病がある、多胎、などリスクの程度に合わせて選ぶことが大前提。
その上で、自分がどのような出産をしたいのか。それによって場所選びも変わってきます。
統計ではどうなってるか、みんなはどうやって決めた?など
出産場所について調べてみました。
統計で見る、出産場所
こうして見るとほとんどの人が病院か診療所での出産。
助産院での出産は1%と少ない数です。
産む場所はどうやって選ぶ?
まずはインターネットで “妊娠リスク自己評価表” を検索してみてください。
自分のリスクはどのくらいなのかを調べてみましょう。
低リスクで産む場所を自分に選べる場合は、どんな出産をしたいか。入院中の過ごし方をイメージしてみるといいと思います。
低リスク | 自宅、助産院、診療所(個人経営のクリニックなど) |
中リスク | 総合病院、専門病院 |
高リスク | 総合周産期母子医療センターや地域周産期母子医療センター |
自宅、助産院、での出産
妊娠リスクが低い場合は自宅、助産院、診療所での出産も可能です。
〈メリット〉
- 妊娠中から信頼関係を作れるので出産のときにとても安心する
- 出産の時どんな体制で産みたいか、相談して決めることができる
- 子どもたちも立ち会えることが多く、家族で新しい赤ちゃんを迎えることができる
- 1人1人に丁寧に向き合ってくれる
- 診察の時間は長めにとってくれるので色んな事を相談しやすい
- 出産の時もずっと同じ助産師さんが付き添ってくれるので心強い。心も安定する。
- 出産後のデリケートな時間を家にいるように落ち着いて過ごすことができる。
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〈デメリット〉
- 病院ではないので医療行為ができない
- 急を要する時代になった場合は病院へ移動しなくてはならない
- 高齢出産は受け入れていない
実際に自分は、助産院で出産し本当に助産院で出産して良かった。と思っています。
理由はメリットの部分にもありますが一番は、1年間を通して妊娠を見守ってくれた助産師さんが出産の時にずっとそばにいてくれるという安心感。
私の場合は一人目はクリニック。大きな病院ではなかったものの、出産する病院やクリニックはどこもいっぱいなので
同じ助産師さんが妊娠中から出産の時までずっと付き添ってくれるということはまず難しいです。もしかしたらそういう取り組みをしている産院もあるかもしれないですが、私が探した約10か所ほどの病院ではそういうところは無かったです。
それで出産の時に不安に思う時間が辛かったので、二人目では助産院を選びました。
しかし、助産院で出産するにしても定期的に提携している産院の医師の診察を受ける必要があり出産の時までトラブルなく過ごせて医師の許可があった場合にのみ助産院での出産が可能です。
また、助産院を選ぶ際には、きちんと医療設備が整った総合病院との連携がとれているか。そしてもちろん、助産師さん選びも大切なポイントです。
妊娠中、出産のリスクが出てきた場合は提携している産院か、ハイリスク出産を扱う病院に転院する可能性もあります。
クリニックでの出産
クリニックは総合病院ほどは大きくないですが、どこも受け入れがいっぱいの状態。
クリニックでの出産を希望する場合は人気のクリニックなら初期の妊娠がわかった段階で予約しないと埋まってしまうということもあります。
希望するクリニックがある場合は早めに状況を聞いておきましょう。
個人のクリニックで出産している人は多いので周りから評判を聞きやすく、一番情報を集めやすいのが個人クリニックかもしれません。
またそれぞれの病院で産後に独自のサービスを取り入れているところも多いです。
個人のクリニックではそれぞれ方針や特色が違うので、産んだ人の感想を聞いて気になった病院へは実際行って雰囲気を感じ、出産の方針を自分で聞いてみることをおすすめします。
〈メリット〉
- 病院なので産婦人科専門医がいる
- 個人経営なので総合病院ほどは待たないところも多い
- 先生は数名の所が多いので、知らない先生に当たることは少ない
- それぞれの病院で色々なサービスを行っている
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〈デメリット〉
- 予約制ではあるけれど、それなりに待つこともある
- 出産の時、助産師さんはずっとそばにいてくれない(病院によっては居てくれるところもあるかも)
- 帝王切開を扱っているかどうかはクリニックによる
- 緊急時、クリニックの先生や設備で対応しきれない時は高度医療設備のセンターや病院へ緊急搬送されることもある
- どんな出産をしたいか、希望を言うことは出来るけどある程度の範囲にとどまる(基本は分娩台)
私は一人目の出産は個人クリニックでした。
里帰り出産だったので選択肢があまり多くなく選んだ病院でしたが産後のサービスにエステや髪のカットやブローのサービスもついていました‼
友人の病院では出産後の食事はフレンチのフルコースだったとか。。。
出産を一大イベントと考えて、そのようなサービスをぜひ受けたい!という場合はそれを選ぶ基準にするのもアリだと思います。
その分、どのサービスを受けるのか、どんな部屋を選ぶのかで出産にかかる費用も違います。
総合病院での出産
自治体が運営する公立病院や、民間の総合病院での出産は、必要に応じて産科以外の科とも連携して対応してくれるので安心感あるのが一番のメリット。
高齢妊娠、多胎妊娠、糖尿病、前置胎盤、帝王切開の既往などのハイリスク妊娠がわかっている妊婦さんは、医療設備が整っている総合病院で出産に臨むべきでしょう。
ただし待ち時間が長い、診察の受付時間や入院中の面会時間などの制約もあります。
友人はとにかく医療的に安心な場所で産みたいというのが第一希望だったので、総合病院での出産を選んでいました。
小児科もあるところなら産後何かあった場合すぐ、小児科の先生に診てもらうこともできるのでその点はとても安心できます。
まとめ
出産は女性にとって大きな出来事です。
旦那さんもお母さんも居てくれるけど、やっぱり出産はお母さんと赤ちゃん二人の共同作業。
どんな場所でどんな風に出産したいのか。ということを考えてみるのはとても大切なことです。
実際に私も良く分からないままに出産の時を迎え、もっとこうしたかったのに、、、、と思う部分が多かった一人。
実際に出産してみないと分からなかったことも多いので、病院や助産院を検討する時はそこで出産した人に聞いてみることができるといいですが、出来なくても自分で実際に足を運んで実際に出産する部屋はどんなところなのか。を見てみるだけでもイメージやどうしたいか。が見えてくると思います。
新しい家族が誕生する場所、納得して選んで良い出産になることを祈っています。